ヨーガスートラ 八支則 を1から解説|これさえ読めばヨガが分かる。

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こんにちは。
奈良のヨガ教室 ウーシア主宰のアヤノです。

今回は、人生を豊かにする、ヨガ最古の書物ヨーガスートラ第2章を中心に、第3章、第4章を掻い摘んで、ヨーガ初心者に向けてわかりやすく解説していこうと思います。

ヨーガスートラとは何?を知りたい方は、先におちらを読んでくださいね。●「ヨーガスートラ第1章 本当のヨーガとは?」はこちら

あなたが、ヨガ哲学の歴史や年号などを覚えることが目的でしたら、他のサイトの閲覧をお勧めします。

ここでは、ヨガの経典(ヨガ哲学)を学ぶことによって、「幸せを手に入れたい」「豊かな人生を送りたい」と思われている方に向けて書いています

その理由は、心がしんどかった私がヨガ哲学によって救われて、今の穏やかで幸せな毎日を手にすることが出来たからです。

あなたも、ただポーズをとるだけのヨガから、もう一歩、奥の深いヨガへと駒を進めてみませんか?今と違う景色が見えてくるかもしれません。

では早速、ヨガがもたらしてくれることから書いていきましょう。

●「ヨガ哲学とは?」の記事はこちら

ヨガがもたらしてくれるもの

ヨーガは幸せになるための方法を示す、心の科学です。

一言で言えば、ただ自分を感じ、心をコントロールすること。

ヨガを続けると、一歩引いて、冷静に自分や状況を見れるようになるので、人に振り回される生き方とは、さよならできるでしょう。

短期間のヨガでの効果は「気持ちがいい」「緊張が緩む」「リフレッシュ」などがありますが
あなたが新しく生まれ変わるためにヨガを望むなら
それは机の上での知識を増やしただけでは手にできません。継続的なヨガ実践こそ、効果が感じられるのです。

では次は「日常生活の中で具体的に行うといい」とされている、ヨガ8部門をお伝えしていきます。

ヨーガスートラ第2章 サーダナ・パダ(実践の章)とは?

日常すべてがヨガである

第2章は、ヨガを深めて、悟り(三昧)を得るための日常生活の中で行う具体的な方法について書かれています。

今日、あなたが食べる物で、明日のあなたの身体が作られ健康を左右します。あなたの考え方や行動の一つ一つの積み重ねで、あなたが作られているのです。

今、毎日、どう生きるか?=その積み重ねが、未来のあなたです。

ですから、週に1度のヨガレッスンだけではなく、毎日何を食べ、どのような生活習慣なのか?考え方の偏ったクセは?自己中心ではないか?執着がひどくないか?など、日々の暮らしの中の「気づき」を増やすことが、幸せへの1歩ではないでしょうか。

ヨーガスートラでは「日常生活の中で具体的に行う」ヨーガ8部門を提唱していて八支則と呼ばれています。

それでは次は、八支則についてを書いていこうと思います。

あなたは日々の生活の中で、
ヤマ:5つのやってはいけないこと、
ニヤマ:5つの守るべきこと
どれならできそうですか?

ぜひ、ご自身にあてはめて読みすすめてみてくださいね。自分を観察することは、すでにヨーガのはじまりです

八支則(ヨーガを深めるための8部門)

日常生活の中で具体的に行うといいとされている、ヨーガ8部門を、八支則といいます。

八支則

  • 2つの道徳的な戒律
  • 身体の鍛錬
  • 呼吸法
  • 集中力(対象に心を結びつけそれを維持する能力)
  • 瞑想(想念が1点に凝縮された状態)
  • 三昧  心を制御した悟りの境地

これらの八支はどれも等しく大切とされ、階層、場所、時間、環境などによって制約されません。

では、詳しく見ていきましょう。

八支則ヤマ

5つのやってはいけないこと

  • 暴力をふるわない(苦痛を引き起こさないこと)
  • 嘘をつかない(自分の心にも嘘をつかない・誠実さ)
  • 盗みをしない(愛や奉仕を受け取って返さないのも盗人)
  • 禁欲(快楽や欲に偏りすぎない)
  • 貪らない(見返りを求めない)

ヨーガの最終目標に対してそれほど強く集中していない人々には、これらの警戒は、彼らの生活の場に応じた調整がなされてもよい。ヨーガスートラより抜粋

5つの「やってはいけないこと」は、「悟りの境地を開く」という目的を持っていない人たちは、

その生活の場にあわせて、ご自身にあった調整をすればいい。と書かれています。無理はせず、出来そうなことから、気楽に取り入れてみましょう。

八支則ニヤマ

5つの進んで実行すること

  • 清浄(内外共に清潔に)
  • 足るを知る(幸せを求めて外に行くのでなくあるがまま)
  • 苦行(苦痛から得るものがある、それを引き起こさないこと)
  • 読誦(聖典の研究)
  • 自在神への祈念(神に全てを任せる。自己エゴの放棄)

↑幸せになるために「やった方がよいこと5選」をまとめると、

口にするものも清らかで(自然なもの)心も、見た目も清潔さを保ちつつ、自分に無いところを悲しむより、満たされていることに目を向け、

時に、苦しみを受け入れ、そこから得れるものがあると考え、ヨガの教典を学び、あらゆること・起こること全てに天に身をゆだね、

自我の執着を捨てる。これらを日々、心がけましょうと記されています。

八支則アーサナ

(ヨガポーズ)坐法 

  • アーサナとは、快適で安定感のある姿勢を言う。
  • アーサナの目的は長時間の瞑想に備えて心身の浄化をし、悟りの境地に達するためのこと。ポーズだけがヨーガではない。

アーサナとは、快適で安定感のある姿勢を言う。快適さと安定感を持つものなら、どんな姿勢もアーサナである。

身体と心の毒や緊張から自由でないと、快適な姿勢というのは容易には得られない。柔軟である時のみ、われわれは壊れない。ヨーガスートラより抜粋

ヨーガの目的は瞑想で心のコントロールを修得すること。

楽に座り、瞑想に集中するには、「強さ」と「柔軟さ」そして緊張がない身体を必要とし、

その瞑想のための予備の操練としてあらゆるポーズが存在します。ポーズはヨガのメインではありません。

八支則プラーナーヤーマ

調息 呼吸を整える

  • 呼吸法でプラーナ(生命エネルギー、気)を取り入れる。
  • 呼吸と吸気の制御(調整)
  • 呼吸法は少しづつゆるやかに訓練を進めていく
  • 未熟なままで、難しい呼吸法を粗雑に行うことではない
  • プラーナを調整することによって、われわれは心を調整する

姿勢がマスターできたら、吸う息と吐く息の動きによってプラーナ(気)をコントロールする訓練を行う。

プラーナは、それなしには何ものも動かず、機能しない宇宙的な力である。われわれの思考ですらプラーナによって動かされる。

呼吸法はそれを直接扱うのだから、非常に慎重にならなければならない。ヨーガスートラより抜粋

呼吸法のやり方

  • 取り入れた息の2倍の時間をかけてゆっくり吐き出す。
  • 5秒吸って10秒吐くことから始めて、10秒吸って20秒で吐くところまで徐々に秒数を伸ばしていく。
  • そこまでできるようになったら、息を止めるということを挟んでいく(息を止めることは指導者の元で行うこと)
  • 例)10秒吸って.5秒止めて、20秒吐く。
  • 息を止めることより、長い時間プラーナヤーマ(呼吸法)を行う方がかなり効果が高い。

八支則プラティヤーハーラ

制感、感情のコントロール

  • 外側に向けていた感覚を内側に向け、内的感覚を養う。

感覚がその対象から自らを撤退させ、いわばその心を模倣する時ーーそれがプラティアハーラ制御である

呼吸法だけでは、外側(自分でないもの)に意識を持っていかれがちです。その時は、自分の内側に意識を戻すことを繰り返します。この修練が、感情に振り回されない「客観的」に物事を見れる自分を作ることができるとされています。

八支則⑥ダーラナー

凝念、思いをこらしじっと考えること

  • 意識を対象に集中させる、三昧の境地へ心を進めるための足がかり
  • 極端に走らず適度を知る

八支則⑦ディヤーナ(ディヤーン)

瞑想(静慮)

  • 1点に集中し、そこにとどまる。
  • 五感は感覚器官である。それらは正しい動きに就いてないと、常に心を外界に引っ張るのみである

八支則⑧サマーディ

悟り(三昧)

  • 移り変わる思考が消滅し、心を完全に制御できた状態
  • 自分自身の統御の確立
  • もし、あなたに悟りを求めるという大きな目的がないとしても、毎日の暮らしの中にヨーガ八支則を取り入れると、自分を苦しめる感情(心)を抑えてコントロールできるようになるので、心穏やかに毎日を過ごせるように変化していくことでしょう。

いかがでしたでしょうか?興味のあることからぜひトライしてみてください。

続いて、ヨーガスートラに書いてある、ヨガを極めると、人はどうなるのか?を書いた第3章と4章を搔い摘んで読み取っていきますね。

ヨーガスートラ第3章 ヴィブーティ・パダ(成就の章)

第3章は、ヨガの修行によって瞑想が深まると体得できる様々な能力について書かれています。

心を1点に集中し、雑念を打ち消すことを繰り返すと、何事にも惑わされない平静な心が保たれるようになる。

自分を統制(サンヤマ)することによって、自然や生きものと意思疎通ができるようになり、直観力や閃き、超自然的な聴覚・触覚・視覚・味覚・嗅覚が生じるようになる。

完全に心の作用が死滅すると、本当の自分を覆うすべての障害が消えてなくなり、身体が滑らかでみずみずしく、ゆったりと、強くしなやかになり何事にも壊されなくなる。

根本原質(プラクリティ)が清められて純粋であり、目に見えない自我(プルシャ)の状態と等しくなった時、完全なる自由が得られて三昧(悟り)の状態が続く。そうなると、高度な直観力、神通力が体得できると書かれています。

ヨーガスートラ第4章 カイヴァリヤ・パダ(絶対の章)

4章では、ヨーガ実践によって実現される、完成の境地への過程が解説されています。

ヨーギーというのは他者のために行為する。個人的な期待のない無私の奉仕は、「心」によって行われる。

ヨガを必要とするのは「自我(エゴ)のあなた」なのだ。教えが与えられるのは、そのエゴのあなたに対してだ。

「もしもおまえが静穏で、幸福であることを浴するならば、他人のために行為せよ」。

あなたがたが、机の上の知識を超えて、日々の営みにおける心の純粋によって、実現(悟りの実現)を遂げられんことを__ヨーガスートラ第4章より抜粋

ヨーガの修練によって、個人的で利己的な自我(エゴ)を解消することが目的。

あなたがいつも穏やかで幸せな人生を望むなら、個人的な自我(エゴ)から行動するのではなく、「他者のために行動しなさい」とここでは書かれています

また、毎日の生活のすべてが学びの場で、日々の行動から学ばなければ、聖典(ヨーガスートラやヨーガ哲学)を理解することはできない。とも書き示されています。

  • 無自我(エゴでない自分)の確立と、
  • 感情のコントロール
  • 卓上の理論ではなく実践!

それらを積み重ねることによって、私たちは本当の自分を知り、だんだんと個人という意識が無くなることで最終段階(悟り)に到達できるということですね。

まとめ

ヨーガとは、心の科学で、心をコントロールすることを目的としている。

継続的なヨガ実践こそ、効果が感じられる。

〇具体的に行う八支則と呼ばれる8つの部門は以下の項目で、特に、道徳的な戒律(ヤマ)身体の鍛錬(ニヤマ)は日常から取り入れるといいとされている。

  • 道徳的な戒律(ヤマ)
  • 身体の鍛錬(ニヤマ)
  • 呼吸法
  • 集中力(対象に心を結びつけそれを維持する能力)
  • 瞑想(想念が1点に凝縮された状態)

ヨーガの目的は瞑想!心のコントロールを修得することで、ポーズがメインではない。

無自我(エゴでない自分)の確立を目指し、心を完全に制御できた状態を三昧(悟り)といい、

感情(心)を抑えてコントロールできるようになると、心穏やかに毎日を過ごせるように変化する。これがヨガの目的。

ここまで読まれて、

ヨガ哲学を難しく感じられて方へ、
最後にこの1文をご紹介します。

自分をエゴ(利己的)な行動から自らを解き放とう。そうすると、喜び、安らぎつつ働くことができるのだ。

心が高ぶることや喜びに心が働くことは重荷にはならない。

ヨーギーが何かを試すときはそれを楽しむこと。それは遊戯なのだ。ヨーガスートラより抜粋

ヨーガは決して「苦行」を施す[だけ]のものではなく、

心が高まる、
「自分が没頭できる何か」に
心を動かされている場合、

その時の心は、

喜び、安らぎつつ働く。

それを
楽しめばいい
と示されています。

本当の自分探しとは、心高ぶるものを探す旅ではないでしょうか。

ヨガ哲学では、【苦】の原因は本当の自分を見失っていることにあると考えます。ヨガは自分を取り戻すまたとない手段なのです。

瞑想で「客観的に自分をみる」ことを繰り返すことで、一歩引いて自分を見る冷静さが養われ、

何が嫌で、何に心を踊らされるのか?自分の事がわかってくる。

問題が起こっても感情的にならず、

あなたの中にも、「静寂」と「安らぎ」は必ずあるということを「瞑想」は教えてくれます。

その落ち着いてる自分を感じながら、深い呼吸を続けていると、身体の奥から安心感や安定感が自然にわいてきて、ふわーっと身体もこころも緩み始めます。

ガチガチの身体もゆるむので、心も身体も楽になり、今より確実に「軽く」「楽に」生きることができるでしょう

ヨーガが気になる…
それは、今がはじめるときかもしれません。

ぜひ、目を閉じて、内に向く感覚を味わってみてください。

感謝・合掌

●ヨガ哲学についての記事はこちら
●ヨーガスートラ第1章はこちら


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パニック障害を自力で克服したヨガインストラクターAyano。がんばらないヨガと呼吸法で、あなたの心と身体と人生が、みるみる快調になるヨガ教室「アロマヨガウーシア 」を奈良市で主宰。ヨガ指導歴9年目で述べ1000人以上の方を指導。 鬱やパニック障害で苦しい、または猫背を矯正したいなど、『心やカラダの不調を改善したいけど、何をどうしていいかわからない』方を『スッキリ快調』へと導く健康案内人。中でも呼吸法や瞑想の誘導には定評があり「熟睡したみたいに癒された」と喜ばれている。人と違って当然!をコンセプトに自分だけに向き合える癒しヨガで心の安心や幸せを提供している。

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