ヨガ哲学(幸せになる方法)

ヨーガスートラ 八支則 を1から解説|これさえ読めばヨガが分かる。

こんにちは。
奈良のヨガ教室 ウーシア主宰のアヤノです。

今回は、人生を豊かにする、ヨガ最古の書物ヨーガスートラ第2章を中心に、第3章、第4章を掻い摘んで、ヨーガ初心者に向けてわかりやすく解説していこうと思います。

ヨーガスートラとは何?を知りたい方は、先におちらを読んでくださいね。●「ヨーガスートラ第1章 本当のヨーガとは?」はこちら

あなたが、ヨガ哲学の歴史や年号などを覚えることが目的でしたら、他のサイトの閲覧をお勧めします。

ここでは、ヨガの経典(ヨガ哲学)を学ぶことによって、「幸せを手に入れたい」「豊かな人生を送りたい」と思われている方に向けて書いています

その理由は、心がしんどかった私がヨガ哲学によって救われて、今の穏やかで幸せな毎日を手にすることが出来たからです。

あなたも、ただポーズをとるだけのヨガから、もう一歩、奥の深いヨガへと駒を進めてみませんか?今と違う景色が見えてくるかもしれません。

では早速、ヨガがもたらしてくれることから書いていきましょう。

●「ヨガ哲学とは?」の記事はこちら

ヨガがもたらしてくれるもの

ヨーガは幸せになるための方法を示す、心の科学です。

一言で言えば、ただ自分を感じ、心をコントロールすること。

ヨガを続けると、一歩引いて、冷静に自分や状況を見れるようになるので、人に振り回される生き方とは、さよならできるでしょう。

短期間のヨガでの効果は「気持ちがいい」「緊張が緩む」「リフレッシュ」などがありますが
あなたが新しく生まれ変わるためにヨガを望むなら
それは机の上での知識を増やしただけでは手にできません。継続的なヨガ実践こそ、効果が感じられるのです。

では次は「日常生活の中で具体的に行うといい」とされている、ヨガ8部門をお伝えしていきます。

ヨーガスートラ第2章 サーダナ・パダ(実践の章)とは?

日常すべてがヨガである

第2章は、ヨガを深めて、悟り(三昧)を得るための日常生活の中で行う具体的な方法について書かれています。

今日、あなたが食べる物で、明日のあなたの身体が作られ健康を左右します。あなたの考え方や行動の一つ一つの積み重ねで、あなたが作られているのです。

今、毎日、どう生きるか?=その積み重ねが、未来のあなたです。

ですから、週に1度のヨガレッスンだけではなく、毎日何を食べ、どのような生活習慣なのか?考え方の偏ったクセは?自己中心ではないか?執着がひどくないか?など、日々の暮らしの中の「気づき」を増やすことが、幸せへの1歩ではないでしょうか。

ヨーガスートラでは「日常生活の中で具体的に行う」ヨーガ8部門を提唱していて八支則と呼ばれています。

それでは次は、八支則についてを書いていこうと思います。

あなたは日々の生活の中で、
ヤマ:5つのやってはいけないこと、
ニヤマ:5つの守るべきこと
どれならできそうですか?

ぜひ、ご自身にあてはめて読みすすめてみてくださいね。自分を観察することは、すでにヨーガのはじまりです

八支則(ヨーガを深めるための8部門)

日常生活の中で具体的に行うといいとされている、ヨーガ8部門を、八支則といいます。

八支則

  • 2つの道徳的な戒律
  • 身体の鍛錬
  • 呼吸法
  • 集中力(対象に心を結びつけそれを維持する能力)
  • 瞑想(想念が1点に凝縮された状態)
  • 三昧  心を制御した悟りの境地

これらの八支はどれも等しく大切とされ、階層、場所、時間、環境などによって制約されません。

では、詳しく見ていきましょう。

八支則ヤマ

5つのやってはいけないこと

  • 暴力をふるわない(苦痛を引き起こさないこと)
  • 嘘をつかない(自分の心にも嘘をつかない・誠実さ)
  • 盗みをしない(愛や奉仕を受け取って返さないのも盗人)
  • 禁欲(快楽や欲に偏りすぎない)
  • 貪らない(見返りを求めない)

ヨーガの最終目標に対してそれほど強く集中していない人々には、これらの警戒は、彼らの生活の場に応じた調整がなされてもよい。ヨーガスートラより抜粋

5つの「やってはいけないこと」は、「悟りの境地を開く」という目的を持っていない人たちは、

その生活の場にあわせて、ご自身にあった調整をすればいい。と書かれています。無理はせず、出来そうなことから、気楽に取り入れてみましょう。

八支則ニヤマ

5つの進んで実行すること

  • 清浄(内外共に清潔に)
  • 足るを知る(幸せを求めて外に行くのでなくあるがまま)
  • 苦行(苦痛から得るものがある、それを引き起こさないこと)
  • 読誦(聖典の研究)
  • 自在神への祈念(神に全てを任せる。自己エゴの放棄)

↑幸せになるために「やった方がよいこと5選」をまとめると、

口にするものも清らかで(自然なもの)心も、見た目も清潔さを保ちつつ、自分に無いところを悲しむより、満たされていることに目を向け、

時に、苦しみを受け入れ、そこから得れるものがあると考え、ヨガの教典を学び、あらゆること・起こること全てに天に身をゆだね、

自我の執着を捨てる。これらを日々、心がけましょうと記されています。

八支則アーサナ

(ヨガポーズ)坐法 

  • アーサナとは、快適で安定感のある姿勢を言う。
  • アーサナの目的は長時間の瞑想に備えて心身の浄化をし、悟りの境地に達するためのこと。ポーズだけがヨーガではない。

アーサナとは、快適で安定感のある姿勢を言う。快適さと安定感を持つものなら、どんな姿勢もアーサナである。

身体と心の毒や緊張から自由でないと、快適な姿勢というのは容易には得られない。柔軟である時のみ、われわれは壊れない。ヨーガスートラより抜粋

ヨーガの目的は瞑想で心のコントロールを修得すること。

楽に座り、瞑想に集中するには、「強さ」と「柔軟さ」そして緊張がない身体を必要とし、

その瞑想のための予備の操練としてあらゆるポーズが存在します。ポーズはヨガのメインではありません。

八支則プラーナーヤーマ

調息 呼吸を整える

  • 呼吸法でプラーナ(生命エネルギー、気)を取り入れる。
  • 呼吸と吸気の制御(調整)
  • 呼吸法は少しづつゆるやかに訓練を進めていく
  • 未熟なままで、難しい呼吸法を粗雑に行うことではない
  • プラーナを調整することによって、われわれは心を調整する

姿勢がマスターできたら、吸う息と吐く息の動きによってプラーナ(気)をコントロールする訓練を行う。

プラーナは、それなしには何ものも動かず、機能しない宇宙的な力である。われわれの思考ですらプラーナによって動かされる。

呼吸法はそれを直接扱うのだから、非常に慎重にならなければならない。ヨーガスートラより抜粋

呼吸法のやり方

  • 取り入れた息の2倍の時間をかけてゆっくり吐き出す。
  • 5秒吸って10秒吐くことから始めて、10秒吸って20秒で吐くところまで徐々に秒数を伸ばしていく。
  • そこまでできるようになったら、息を止めるということを挟んでいく(息を止めることは指導者の元で行うこと)
  • 例)10秒吸って.5秒止めて、20秒吐く。
  • 息を止めることより、長い時間プラーナヤーマ(呼吸法)を行う方がかなり効果が高い。

八支則プラティヤーハーラ

制感、感情のコントロール

  • 外側に向けていた感覚を内側に向け、内的感覚を養う。

感覚がその対象から自らを撤退させ、いわばその心を模倣する時ーーそれがプラティアハーラ制御である

呼吸法だけでは、外側(自分でないもの)に意識を持っていかれがちです。その時は、自分の内側に意識を戻すことを繰り返します。この修練が、感情に振り回されない「客観的」に物事を見れる自分を作ることができるとされています。

八支則⑥ダーラナー

凝念、思いをこらしじっと考えること

  • 意識を対象に集中させる、三昧の境地へ心を進めるための足がかり
  • 極端に走らず適度を知る

八支則⑦ディヤーナ(ディヤーン)

瞑想(静慮)

  • 1点に集中し、そこにとどまる。
  • 五感は感覚器官である。それらは正しい動きに就いてないと、常に心を外界に引っ張るのみである

八支則⑧サマーディ

悟り(三昧)

  • 移り変わる思考が消滅し、心を完全に制御できた状態
  • 自分自身の統御の確立
  • もし、あなたに悟りを求めるという大きな目的がないとしても、毎日の暮らしの中にヨーガ八支則を取り入れると、自分を苦しめる感情(心)を抑えてコントロールできるようになるので、心穏やかに毎日を過ごせるように変化していくことでしょう。

いかがでしたでしょうか?興味のあることからぜひトライしてみてください。

続いて、ヨーガスートラに書いてある、ヨガを極めると、人はどうなるのか?を書いた第3章と4章を搔い摘んで読み取っていきますね。

ヨーガスートラ第3章 ヴィブーティ・パダ(成就の章)

第3章は、ヨガの修行によって瞑想が深まると体得できる様々な能力について書かれています。

心を1点に集中し、雑念を打ち消すことを繰り返すと、何事にも惑わされない平静な心が保たれるようになる。

自分を統制(サンヤマ)することによって、自然や生きものと意思疎通ができるようになり、直観力や閃き、超自然的な聴覚・触覚・視覚・味覚・嗅覚が生じるようになる。

完全に心の作用が死滅すると、本当の自分を覆うすべての障害が消えてなくなり、身体が滑らかでみずみずしく、ゆったりと、強くしなやかになり何事にも壊されなくなる。

根本原質(プラクリティ)が清められて純粋であり、目に見えない自我(プルシャ)の状態と等しくなった時、完全なる自由が得られて三昧(悟り)の状態が続く。そうなると、高度な直観力、神通力が体得できると書かれています。

ヨーガスートラ第4章 カイヴァリヤ・パダ(絶対の章)

4章では、ヨーガ実践によって実現される、完成の境地への過程が解説されています。

ヨーギーというのは他者のために行為する。個人的な期待のない無私の奉仕は、「心」によって行われる。

ヨガを必要とするのは「自我(エゴ)のあなた」なのだ。教えが与えられるのは、そのエゴのあなたに対してだ。

「もしもおまえが静穏で、幸福であることを浴するならば、他人のために行為せよ」。

あなたがたが、机の上の知識を超えて、日々の営みにおける心の純粋によって、実現(悟りの実現)を遂げられんことを__ヨーガスートラ第4章より抜粋

ヨーガの修練によって、個人的で利己的な自我(エゴ)を解消することが目的。

あなたがいつも穏やかで幸せな人生を望むなら、個人的な自我(エゴ)から行動するのではなく、「他者のために行動しなさい」とここでは書かれています

また、毎日の生活のすべてが学びの場で、日々の行動から学ばなければ、聖典(ヨーガスートラやヨーガ哲学)を理解することはできない。とも書き示されています。

  • 無自我(エゴでない自分)の確立と、
  • 感情のコントロール
  • 卓上の理論ではなく実践!

それらを積み重ねることによって、私たちは本当の自分を知り、だんだんと個人という意識が無くなることで最終段階(悟り)に到達できるということですね。

まとめ

ヨーガとは、心の科学で、心をコントロールすることを目的としている。

継続的なヨガ実践こそ、効果が感じられる。

〇具体的に行う八支則と呼ばれる8つの部門は以下の項目で、特に、道徳的な戒律(ヤマ)身体の鍛錬(ニヤマ)は日常から取り入れるといいとされている。

  • 道徳的な戒律(ヤマ)
  • 身体の鍛錬(ニヤマ)
  • 呼吸法
  • 集中力(対象に心を結びつけそれを維持する能力)
  • 瞑想(想念が1点に凝縮された状態)

ヨーガの目的は瞑想!心のコントロールを修得することで、ポーズがメインではない。

無自我(エゴでない自分)の確立を目指し、心を完全に制御できた状態を三昧(悟り)といい、

感情(心)を抑えてコントロールできるようになると、心穏やかに毎日を過ごせるように変化する。これがヨガの目的。

ここまで読まれて、

ヨガ哲学を難しく感じられて方へ、
最後にこの1文をご紹介します。

自分をエゴ(利己的)な行動から自らを解き放とう。そうすると、喜び、安らぎつつ働くことができるのだ。

心が高ぶることや喜びに心が働くことは重荷にはならない。

ヨーギーが何かを試すときはそれを楽しむこと。それは遊戯なのだ。ヨーガスートラより抜粋

ヨーガは決して「苦行」を施す[だけ]のものではなく、

心が高まる、
「自分が没頭できる何か」に
心を動かされている場合、

その時の心は、

喜び、安らぎつつ働く。

それを
楽しめばいい
と示されています。

本当の自分探しとは、心高ぶるものを探す旅ではないでしょうか。

ヨガ哲学では、【苦】の原因は本当の自分を見失っていることにあると考えます。ヨガは自分を取り戻すまたとない手段なのです。

瞑想で「客観的に自分をみる」ことを繰り返すことで、一歩引いて自分を見る冷静さが養われ、

何が嫌で、何に心を踊らされるのか?自分の事がわかってくる。

問題が起こっても感情的にならず、

あなたの中にも、「静寂」と「安らぎ」は必ずあるということを「瞑想」は教えてくれます。

その落ち着いてる自分を感じながら、深い呼吸を続けていると、身体の奥から安心感や安定感が自然にわいてきて、ふわーっと身体もこころも緩み始めます。

ガチガチの身体もゆるむので、心も身体も楽になり、今より確実に「軽く」「楽に」生きることができるでしょう

ヨーガが気になる…
それは、今がはじめるときかもしれません。

ぜひ、目を閉じて、内に向く感覚を味わってみてください。

感謝・合掌

●ヨガ哲学についての記事はこちら
●ヨーガスートラ第1章はこちら


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ヨーガスートラ 第1章 やさしく解説|あなたの人生を変える瞑想法

あなたは、ヨーガスートラというヨガの古い書物が、「幸せになるための哲学書」ということをご存知ですか?

ヨガを何年もやっているのに、

  • 人間関係がうまくいかない。
  • 幸せだと思えない。
  • 人のことが気になる

そのような人は、ヨガのポーズを追求することだけに追われている傾向があります。

人から見えるポーズより(←自我)、人から見えない「自分の内側」を整えることこそがヨーガの本質!

2500年も前に書かれたヨガの古い書物、ヨーガスートラには、「幸せとは?」の答えが散りばめられていて、

学んで実行していくと、他人の言動に振り回されて神経がすり減る回数は格段に減ることでしょう。

その理由は、ヨガ哲学(ヨーガスートラ)は「心の科学」で、自分自身を発見+軸ができるからです。

こんにちは。
奈良のヨガ教室 ウーシア主宰のアヤノです。

今回はヨガの古文書、ヨーガスートラについて初心者に向けてわかりやすく書いていこうと思います。

あなたは、「ヨガは柔らかくなるもの」と思っていませんか?それだけだともったいない!

ヨガには「幸せへ導いてくれる「哲学」が背景にあり、それを学んでヨガを深めると今より10倍ヨガの時間も、人生までも楽しくなります。

それでは、ヨガスートラを読み解きながら、「幸せとは?」を掘り下げていきましょう。

  • ヨーガスートラ第2章( 八支則)とは?の記事はこちら)
  • 「幸せの処方箋」ヨガ哲学とは?についての記事はこちら

ヨーガスートラとは?

ヨーガスートラとは、ヨガの最も古い書物です。

  1. 2500年前にインドの哲学者パタンジャリによって、過去のヨガ文献に手を加えてまとめられた、生きたヨガの神聖な古文書。
  2. 「スートラ」は『糸』の意味であり、糸のようにパタンジャリが説いた短い言葉を連ねたもの。
  3. 「ヨガとは、心の働きを抑制することであると、一貫してはっきり定められている。
  4. 悟り(三昧)に至るまでの具体的な方法と、その思想が述べられいる。
  5. 入門~最高レベルまでのヨガの道理を4章で構成されている。↓

【ヨーガスートラ全4章】

  • 第一章 サマーディ・パダ(三昧の章)
  • 第二章 サーダナ・パダ(実践の章)
  • 第三章 ヴィブーティ・パダ(成就の章)
  • 第四章 カイヴァリヤ・パダ(絶対の章)

ヨーガスートラの4章すべてを実践することが「ヨガ」とされていて、ポーズをとることだけがヨガと思われていたら、あなたの思う「ヨガ」は間違いかもしれません。

では、次は「本当のヨガと悟り」について掘り下げていこうと思います。

本当のヨーガと「悟り」

ヨガとはサンスクリット語の「Yuj」ユジュ(牛や馬と車をつなぐ軛)に由来し、ヨーガともと呼ばれます。

  • ヨガの意味は「結ぶ」「調和」「くびきを付ける」
  • ヨガの目標は、心の働きを抑制すること。瞑想で自分と向き合い、気持ちを一点に集中して、何にもブレない自分を作り、そして自分と大いなる存在(自然や大地、宇宙など)と繋がること。
  • ヨガ=瞑想 (ヨガ=ポーズではない)
    自分の幸せ、自分自身とは?を発見させてくれるもの。

瞑想や悟りの話をすると、生徒さんからよく質問されます。

「先生はヨガで悟りの境地を開けたのですか?」

「開けました!」といえば、きっと連日満員のヨガ教室になると想像できますが、素直な答えは「1度だけ、普通では考えられない幸せに包まれた、不思議な体験をしたことがあります。それが永遠に続くことを「悟り」というと思います。悟りの境地を知らないので何とも言い難いですが…」と答えています。

具体的なその体験は下に書いてあります。
ヨガ哲学の内容と照らし合わせて気楽に読み進めてくださいね。

では、ヨガの最古の書物には何が記されていたのでしょうか?今回は、第1章の三昧(ざんまい)の章を読み取っていきましょう。

●ヨーガスートラ 第2章(八支則)~第4章についてはこちら

ヨーガスートラ第1章に書かれていること

ヨーガスートラ第1章では、
瞑想によって、心が幸せで満たされるための、考え方や物ごとを捉える方法が書かれているので、

ポーズをとらなくても、
ヨガを行うことは可能とされています。

今、あなたが椅子にすわったまま目を閉じて、深い呼吸を続けながら、自分の内に入る(内観する)こともヨガですから。興味があれば瞑想を深めてくださいね。

それでは次は、ヨーガスートラに示されている、あなたの心を鎮めて「悟りの境地に至るための」瞑想を深める4つのコツ 書いていこうと思います。

あなたの心を静める瞑想|4つのコツ

コツ1:感情をコントロール

心の作用(働き)の死滅が成し遂げられたならば、その人はヨーガの最終目標(悟り)に到達したことになる。

「自らの心をコントロールせよ。そうすれば何もかもコントロールしていることになる。その時、世の中の何ものもあなたを縛ることはない」ヨーガスートラより抜粋

ヨーガスートラの全体が「心の作用の死滅」この1点を基礎として書かれています。

「心の作用の死滅」を言い換えると「ヨガは心を鎮め、感情をコントロールるもの」ということで、

つまりヨーガとは感情に振り回されることがない精神状態をキープでき、自分の心を客観的に見て、本当の自分に気づき、

最終目標の悟り(三昧)に到達するための修練と示されています。

あなたも、釈迦の境地の悟りまで開かないにしても、幸せになりたいと願っていませんか?

お金も人間関係も、何の心配もない幸せな状態で、心はいつも穏やかでありたいと人は願います。

でも人生は自分の思い通りになりません!時には自分をイライラさせたり悲しませたりします。

もし、どんなことが身の回りで起ころうと、穏やかな心を保つことができたら、「いつも幸せな状態ででいられる」

このようにヨーガスートラでは示されていて、その状態を作ることをヨーガの目的とされています。

他人を変えることなく、自分を責めることもなく、自分の心が平穏でいる方法、それが瞑想による「心の作用の死滅」とヨーガスートラではうたっているのです。

コツ2: 執着しない

執着とは、 一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないこと。私的(エゴ)な欲望や快楽への執着は瞑想を邪魔します。

人は、他人や物に意識が向いている時に執着が起こりますよね。

ですからヨガでは、自分(真我)を見つめ、どんなことにも囚われない「無執着の状態」こそが、完全に自由の状態で、悟りの境地である。とされています。悟りの達成にこだわるのも執着です。気をつけましょう。

コツ3:1点に集中

瞑想の時、心の焦点を何か具体的なものに定める訓練からとりかかる。その1点集中の焦点に限定をもうけない。ヨーガスートラより抜粋

瞑想のとき、1点に集中していくのですが、集中する対象を、呼吸や神、マントラなどに限定せず「その人が心を高めるものであれば何でも良い」と、アプローチに〈自由〉が散りばめられていて、

不思議なもので、「対象は自由ですよ」と言われると私たちは「何が自分の心を高めるのか?」自分探しをし始めます。

自由こそ、自分探しの始まりです。

自分探しとは、何かを決めるときに、人目線ではなく、自分がどうしたいか?本心を探すということです。

瞑想のときに、自分探しを繰り返すことで、人生の大きな分かれ道の場面で、自分で選ぶことのできる軸ができるのです。

コツ4:私(エゴ)を捨てる

「もしもおまえが静穏であり幸福であることを浴するならば、他人のために行為せよ」。

本当の《自己》はいかなる聖典も必要としない。これらの修練の全てはエゴ、つまり低位の自己、個人的自己のためにある。ヨーガスートラより抜粋

あなたがいつも穏やかで、幸せな人生を望むなら、個人的な自我(エゴ)のために行動するのではなく、「他者のために行動しなさい」とヨーガスートラで示されています。

そして、他者に奉仕するために自分自身を整えていく。ヨーガはそのためのものであると記されています。

まとめると、ヨガ瞑想を深めるコツは以下の4つでした

・心の作用の死滅

・心が高ぶるものに1点集中する

・私というエゴを捨てる

・無執着

次は、私の体験談を交えて、ヨーガの示す目標に照らし合わせて、三昧(悟り)についてわかりやすく書いていこうと思います。

「悟り」に似た私の実体験

ここでは、冒頭でも書いた、「1度だけ、普通では考えられない幸せに包まれた、不思議な体験をしたこと」について書いていきます

それは、ヨーガの修行中ではなく、波乗りの時の話です。きっかけは波乗りですが、ヨーガ哲学に繋がる続きがあります。

その日は曇りで小雨。

海には誰もいませんでした。広い海の中に私一人だけ。

波がかなり荒れていて、波まちの時に、気をぬくと波に飲み込まれてしまう、ぼーっとできない集中した時間でした。

手前の波を見るのではなく、遠い海の向こうに1点集中することを、ただ繰り返す。

その時、私の頭の中には「未来への不安」や「あの人ムカつく、許せない」などの感情は一切なく、というより、考えている余裕すらなく、

ただ、1点、誰もいない海でたった一人、波に集中するしかなかった時間。

1時間ぐらいたった時です。

急に、足が海と同化し始めて、自分が溶けてなくなったのです!

「自分の意識」は存在するけど「自分という身体はない」

私は海で、私は地球で、一体化して溶けた!としか表現できません。

はい、ついてきていますか?
かなり気持ち悪いこと言っていますが離れないでくださいね(笑)

その時、不安や恐怖の感覚は一切なく、逆に幸せで、それは優しく、穏やかで「幸せに包まれている」そう表現するしかできません。今でもその感覚は鮮明に覚えています。

気がつくと、海の中で一人泣いていました。幸せで勝手に涙が出たのです。「あ、泣いてる?私」そう思った瞬間(←私という自我に戻った瞬間)、それは消えてなくなりました。

人に話すと「気持ち悪い」とも言われかねない不思議な体験ですが、ヨガ哲学に照らし合わせると、この日の私の体験が、悟りの境地と言われる完全なる自由になるための条件が揃っていたように思います

  • 心の作用の死滅
  • 心が高ぶるものに1点集中する
  • 私というエゴを捨てる
  • 無執着

それを体験と照らし合わせて解説していきますね。

〇心の作用の死滅
→命がかかってたので、他ごとを思う余裕もなかった。不安や怒りなど何にも囚われることのない無の状態。

〇心が高ぶるものに1点集中
→波、のみ

〇私というエゴを捨てる
→「私」が波乗りをしている」という概念はなく「無心」であった。

〇無執着

→海に一人っきりだったので、かっこよく乗ろうとか、誰かにすごいねと言われようとか、何の思いも想念もなく「無」だった。

それらの条件が、たまたま重なったのでほんの1瞬だけ、自然(海)と一体化でき、至高の幸福感を味わえたのだと思います。

自然との一体化で「幸せ」と感じたのは「脳」です。

日々、脳はあらゆる情報を処理して、その上、考えて記憶し、フル稼働で活動しています。それがフリーズしたとき、身体に不調が起きるのでしょう。

そして、この不思議体験の時は、
脳への情報量が極めて少なく、ただ「波」という1点に集中していて、しかもそれが心高ぶるものだったため、

「幸せホルモン分泌」などの何かしらの良い作用が身体の中で働いたのではないか?と実体験した自分の身体を、そう考察しています。

ただ、凡人の私にはそれは永遠に続くものではなく、三昧(悟り)に至るまでは日々のヨーガ修行が必要とも深く感じています。

三昧(悟り)に近づくための瞑想

ただひたすらに対象に心を傾け、その状態を何にも妨げられることなく平静な心を維持することがヨーガの本質ヨーガスートラより抜粋

いらない感情に振り回されることなく、何かに集中し、湖の水面のような、シーンと穏やかな心を瞑想でつくり、それを日常でもキープすることがヨガの目的。と書かれています。

ヨーガスートラの瞑想のやり方

ここでは、ヨーガスートラに示されている瞑想についての記述を抜粋してまとめて書いていきます。

  1. 座ると同時に体のことを忘れ、瞑想だけに集中するために身体は健康で緊張がなく、柔軟であらなければならない。そのためにアーサナ(ポーズ)の修練が必要。
  2. 心を安定させ、適正な瞑想効果を生じさすために神秘音OM(オーム)を響かせる。口で唱えなくても常に心の中で響かせる。
  3. 心の焦点を何か具体的な1点に定める訓練から始める。その対象は人と違ってもよい。
    1点集中の対象は、呼吸や神などに限定せず「あなたが心を高めるものであれば何でも良い」「人さまざまだ」とここでは記されている。集中するのは心を清らかにするため。
  4. 次に息の制御息を十分に吐き出し、次にゆっくりと入ってきてまた出ていく息の動きに注目する。呼吸に注目し、それを整える程度でいい。
  5. 他ごとを考えてしまうのなら、心を現在の時間(自分の内側)へとまた呼び戻すのです。何度もそれを繰り返す。

いかがですか?

瞑想は、あなた自身が何事にも振り回されず、心を病む事もなく、穏やかな心でいる為のまたとない方法なのです。

 ヨガスートラ第1章まとめ

〇ヨガとはサンスクリット語の「Yuj」ユジュ(牛や馬と車をつなぐ軛)に由来し、ヨーガともと呼ばれます。意味は「結ぶ」「調和」「くびきを付ける」

〇ヨガの目標は、心の働きを抑制すること。瞑想で自分と向き合い、気持ちを一点に集中して、何にもブレない自分を作り、そして自分と自然や大地、人々と繋がり調和すること。

〇ヨガ=瞑想 (ヨガ=ポーズではない)
自分の幸せ、自分自身とは?を発見させてくれるもの。

ヨーガスートラとは、生きたヨガの神聖な古文書。「心の作用の死滅」言い換えると「ヨガは心を鎮め、感情をコントロールるもの」この1点を基礎として、悟りに至るまでの具体的な方法と、その思想が述べられいる。

悟りの境地をひらくことが、ヨガの最終目的とされていますが、「悟りなんて程遠い…」そう感じてしまう私たちにはヨーガは必要ないのでしょうか?

いいえ、そうではありません

完全なる悟りの境地には程遠くても、自分と向き合い、感じる瞑想やヨーガを繰り返すことで、

全てのことに合否をつけず、客観的な冷静さや、多少のことでは動じない自分の軸を作ることは可能となります

あなたの心を静め、感情に振り回されない自分を確立するポイントはこの4つ。

  1. 心の作用の死滅
  2. 心が高ぶるものに1点集中する
  3. 私というエゴを捨てる
  4. 無執着


難しい!という人のためにわかりやすく解説します。

人を苦しめているのは問題の出来事ではなく、それを見たとき、聞いた時の「不安」「許せない」など、自分のネガティブな感情に自分が振り回されて疲れていることです。

自分の感情をコントロールできると、楽に生きれます。

どうやって?「何事にも執着をもたないこと」と書かれています。そのいらない感情は、執着から生まれるのです。私の彼氏、私の子供、俺の部下、俺の会社、というエゴは支配を生みます。エゴと責任感は違います。自分の思い通りに周りが動かなかったときは「許せない」「バカにしやがって!」の感情がうまれて逆に自分がしんどくなり、執着と欲望は不安定を引き起こすということです。

どうすればいいの?ヨーガスートラに一貫して書かれていることは「心の働きを抑制(コントロール)することである」という言葉。そして「利己的でないか?自分の湧き上がる思いを分析する。これがヨーガの日常の実修である」とも示されていて、ヨガは自己調整に基礎をおいて、人は変えることは出来ないということを理解します。

これは、いつも冷静にものごとを見るということ。ただ、起こった問題を「どう解決すればいいか」シンプルに考えて行動する。その方が効率よく問題解決できるのです。いらない感情に振り回されていても疲れるだけで、根本の解決にはつながっていないかもしれません。

しかし、自分の思いや感情を無理やり押し込めて蓋をしても、これも根本解決にはなりません。湧き上がる思いや感情をただひたすら感じる、「悲しいものは悲しい」し、「ムカつくものはムカつく」のですから、そう思っている自分を遠くから感じます。そして、合否や善悪をつけない。すべてにジャッジは必要ありません。

そして、深い呼吸と共に瞑想しましょう。吐く息が長い呼吸は心拍数を下げ、気持ちも穏やかになり、冷静に物事を判断できます。仕事の効率も上がり、パートナーとの喧嘩も前向きなものへと変わるでしょう。

そして、自分が心高ぶるものを見つけて、それに集中し、楽しみましょうとも示されています。ここでは神やマントラとされていますが、悟りを開くことが目的でなければ対象は何でもいいでしょう。好きなことに没頭すると集中でき、イライラや不安も格段に減り、楽しく人生を謳歌することができるのです。

自分とは?を探したいときも瞑想がおススメです。人基準で考える癖から一息はなれ、自分の内側をみる練習を深めるといいでしょう。そして、自分を平穏と幸せで満たして、溢れる幸せをもって今度は他者のために行動しましょうとも書き記されています。

台風の波のような荒くれた利己的な感情を、「心の働きを抑制すること」をもって、おだやかな湖面のように静かな心へ導くのが瞑想でヨーガです。

上記の「ヨーガスートラの瞑想のやり方」を参考になさって、ぜひ、行ってみてくださいね。

具体的な、日々における実践方法はヨーガスートラ第2章で書かれています。

  • ヨーガスートラ第2章( 八支則)とは?の記事はこちら)
  • 「幸せの処方箋」ヨガ哲学とは?についての記事はこちら

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ヨガ哲学とは ?|あなたを「幸せへと導く」心の処方箋

こんにちは。
奈良のヨガ教室ウーシア 主宰のAyanoです。

ヨガは柔らかいポーズをとること。そう思っていませんか?それは大きな間違いです
ヨガ哲学を知らずにヨガをするということは、それは単なるストレッチと同じで、ただ運動をしているにすぎません。

「本当のヨーガとは?」が分かるヨガ哲学を、入門の方に向けて、3回に分けてお伝えしていこうと思います。

●ヨーガスートラ第1章はこちら
●ヨーガスートラ 第2~4章はこちら 

ヨガ哲学を学んで瞑想を深めると、
過去や未来に不安を感じて落ちつかない気持ちが、「今、ここの自分」に向き合えるようになるので、感情に振り回されてしんどくなることが格段と減ります。

しかしそれは、読むだけで一瞬にして変わる魔法ではなく、瞑想や、ポーズや毎日の生活を通して、自分を冷静に見れるように変わるからです。

人間関係がうまくいかない、すぐカッとなる。生き辛い。そんな方にこそ、ヨガ哲学とヨガ実践は必要とされるのではないでしょうか。

ヨガ哲学から考察する「本当のヨガ」とは?

唐突ですが、仏教の開祖である釈迦もヨガを学んでいたということをあなたはご存知でしたか?ヨガには広く知られていない歴史や哲学が存在しています。

そして、ヨガという言葉の本当の意味は「心の科学」です。

ヨガ=ポーズではありません。

ヨガといえば、リラックス、柔軟性を高めるもの、そして色々なポーズを思い浮かべるのではないでしょうか?実はそれらはヨガの1部分でしかないのです。

ヨガ=瞑想
自分の幸せ、自分自身とは?を発見させてくれるものです。

しかし3500万人とも言われる世界的ヨガ人口の中でも、本当のヨガを知っている人は半分以下ともいわれ、ファッション感覚で捉えている人も少なくないでしょう。

もちろん、ファッションやエクササイズでヨガを捉えていることが悪いことではなく、「それだけだと、もったいない!」そんな感覚でしょうか。

ヨーガに興味を持つ理由が、ダイエットでも姿勢改善で何でもかまわないでしょう。でも、ひとたびヨガの奥深さや哲学を知ると、心の苦しみから解放されて、生きる楽しさが手にできるかもしれません。

ただ単に、美しいポーズだけを目指すヨギーニとは一線を描き、本当のヨーガを楽しみませんか?
そのためにも何千年も前から伝わるヨガの歴史や意味を掘り下げて理解していきましょう。

yoga(ヨーガ)という言葉の意味

ヨガとはサンスクリット語の「Yuj」ユジュ(牛や馬と車をつなぐ軛)に由来し、漢訳は瑜伽(ゆが)と読み、ヨーガともと呼ばれます。

ヨーガとは、「結ぶ」「調和」「くびきを付ける」などの意味があります。

自分と大いなる存在(自然や大地、宇宙など)と繋がること。

「真の自己と出会うことがヨーガの最終目的とされ、ただひたすらに対象に心を向け、その状態を何にも妨げられることなく維持することがヨーガ」と言われています。

ヨガの目的の、悟りの境地に至る道は主に4つあげられます。

1・Jnana Yoga 知恵の道

ヨガ哲学を学ぶことによる解脱(迷い苦しみから抜け出し完全に自由になること)ヴェーダーンタが背景の理論

2・Karma Yoga 行動の道

社会活動を通しての解脱(迷い苦しみから抜け出し完全に自由になること)ヒンドゥー教の神聖な書物のひとつである、「バカヴァッドギーター」で説かれている

3・Bakti Yoga 信愛の道

神への献身的な信仰を主にする。これも、バカヴァッドギーターで説かれている

4・Raja Yoga  心を制御する科学的な道
パタンジャリという人がまとめたヨガの古い書物である「ヨーガスートラ」に述べられている。

これらの4つの道をたどり、自分と向き合うことの修練を積むことで、悟りの境地が開かれるとされていますが、そこのレベルまでは達しなくても、心の平穏と幸せを見つけることはできるでしょう。

次は、4000年前の歴史からヨガ哲学を読み取っていきますね。

ヨガ起源を読む前に押さえておく3つのポイント

ヨガの起源を知ろうとすると「紀元前~」という年号がでてくるので、数字が苦手な人は拒否反応がおこるかもしれません。

のような方でもヨガの歴史をサラッと読み進められるように3つの特徴あげておきましょう。

1つ目は、今から4500年ぐらい前(日本は縄文時代)に、すでにヨガが存在し、何らかの修行がなされていたこと。

2つ目は、3000年ほど前に「心をコントロールして、執着を捨て、真の生きる意味を指し示す心の科学」に通ずる哲学が存在していたこと。

3つ目は、2018年の今を生きる私たちがこの哲学を知り、実践することで(現代風に少しは柔軟に)生きる意味を見いだせるバイブルとして未だに風化していないこと。

次は、ヨガ哲学のおかげで「死より、生きる道を選んだ」私の実体験を話していこうと思います。

ヨガ哲学と私

10年以上前、私はひどいストレスから体調を崩し、出口の見えない暗いトンネルの中で息苦しく,もがいていました。今振り返ると、無意識に「生きる喜びや意味」を探しに心の科学を求めてヨーガの境地に足を踏み入れたように思います。生き辛かった、あの頃の私を救ってくれたのはこのヨガ哲学です。

それはヨガ哲学を学んだ時、
4500年以上も前に生きていた人達も「生きる意味や幸せになる方法を探していたのか…」と思うと、

「どうすれば幸せになれるのか?」
探し続けていた自分の思いを、
何千年もの時空を超えて、
国を超えて、
過去に存在していた人たちと
今生きる、自分が共有している事実。

悩んでいたのは私だけじゃなかった!「独りぼっちじゃない」と思えたこと。しかも「幸せになる方法が示されている」ヨガ哲学に出会えたことで安心でき、前を向く事ができたのです。

後に、作家 司馬遼太郎が唯一、子供に向けて書いた本の一文に同様のことが書かれていました。

私は歴史が好きなのである。歴史とは何でしょう、と聞かれるとき、「それは大きな世界です。かつて存在した何億という人生がそこに詰め込まれている世界なのです。」と答えることにしている。そこには、この世では求めがたいほどにすばらしい人たちがいて、私の日常をはげましたり、なぐさめたりしてくれているのである。

だから、私は少なくとも二千年以上の時間の中を、生きているようなものだと思っている。

「二十一世紀に生きる君たちへ」(発行 世界文化社)

ヨガの、最高レベルの目的はこう記されています。

ヨーガ実修の最高段階は「心の作用を止滅させ、三昧、いわゆる悟りをひらいて何事にも無執着である完全なる自由の達成」

そのような釈迦の悟りをひらく境地には、私はとうてい達していません。まだまだ凡人です。一切、何事にも執着しない生き方は難しいと感じます。

ただ私は、見たこともない、4000年前に存在した人たちが語りかけてくれるヨガ哲学のおかげで、自らの命を断つことより生きる道を選べたこと。

そして、心の在り方をヨガで学んだことで、穏やかで幸せな毎日をすごせるようになり、何にも代えがたい宝物となりました。
幸せとは、自分で感情をコントロールするだけで得れるものなので、薬もお金もいりません!今すぐ誰でも実践はできるのです。あなたもです。

幸せとは?の答えは、私たちの中にすでに存在しています。見えていないだけなのです。そこに光を当てて「気づかせてくれる」のヨガ哲学の教えだと私は思っています

そのような奥深いヨガ哲学は、どこでいつ作られたものなのでしょうか?次はヨガの起源を探りたいと思います。

ヨガの起源

  • 紀元前2500年頃
    インド地方のインダス文明に起源があるとあるとされ、インダス文明の都市遺跡モヘンジョ・ダロから「ヨーガの坐」といわれる坐法を組んで瞑想する神像が記された出土品が発見されたことから、当時から何らかの修行法が存在し、これがヨガの原型ではないかといわれている。
  • 紀元前1500年頃
    バラモン教を信仰していたアーリア人がインドに南下しヨガを発展させた。
  • 紀元前1000年頃
    ヴェーダ聖典(宗教的書物)を編纂。
    その中にヨガに通じる哲学や考え方の記載があったとも言われている。
  • 紀元前800年~500年
    サンスクリットで書かれた一連の書物「ウパニシャッド(奥義書)が、ヨーガという語が確認される最も古い書物。
    より哲学的な内容を含む ウパニシャッドは「ヴェーダーンタ」とも呼ばれ、ヴェーダ哲学の中心となっています。
  • 紀元前300~350年頃
    中期のカタ・ウパニシャッドには、『器官の確かな制御がヨーガである』というヨーガの最古の説明が記されていることから、この頃から社会的にヨガが修行法として確立され、認知されていたと言われている。
  • 4~5世紀頃「バガヴァッドギーター」を含む叙事詩(民族や英雄の神話)マハーバーラタが成立したと言われており、また同時期に、インドの哲学者パタンジャリによって、ヨガの根本経典として4章からなるヨガの古文書、「ヨーガ・スートラ」が編纂
  • スートラとは「糸」という意味で、紡がれた物語ということです。
    ヨガの全容を示してくれているヨガスートラは、ヨーガの初歩から高度な段階に至るまで網羅された、私たちの生きる精神の道を照らし出す生きた聖典とも言えます。

幸せの処方箋「ヨガ哲学とは?」まとめ

瑜伽(ゆが)ヨーガとは、呼吸を調整し、瞑想とアーサナ(ポーズ)で心身を鍛錬によって制御し、自らの心を自在にコントロールするためにあみだされた古代インド発祥の修行法。

人間の「生」の全てを考慮するもので、その哲学は科学的である

瞑想が深まり、呼吸や心の働きが鎮まると、体の中に深い「静寂」が訪れます。

この平静に満たされた至福の状態こそが三昧(悟り)であり、私たちの生命の本質部分であるとヨガ哲学では説かれています。


難しくて、わからない!
と思われた方へ要約(主観による解説)

瞑想で、「何にも振り回されない心の落ち着き(静寂)」を得ることがヨガ

ヨガ=ポーズではありません。
瞑想する時に、痛みなく座るための予備運動としてポーズがあるのですから、硬くてポーズが取れなくても、座ることができれば誰でもヨーガを深めることはできるのです。

〇ヨーガの意味は、「結ぶ」「つながる」

自分と自然や大地、人々と繋がり調和すること。

「真の自己と出会うことがヨーガの最終目的とされ、ただひたすらに対象に心を向け、その状態を何にも妨げられることなく維持することがヨーガ」と言われています。


難しい!と思われた方へもっと要約。

あなたが幸せを感じるときは、特に悩みごとや心配ごとがない時ではないでしょうか?

悩みが解決された時、ホッと幸せを感じませんか?それは、「どうしよう!不安!怖い!」などの感情から解放され、安心したからです。

ということは、「悩み事」があなたを苦しめているのではなく(問題ではなく)

不安。許せない!怖い。バカにされてる気がする。などのあなたの思考(感情)があなたを苦しめているということです。

周りの状況や問題に感情が振り回されて、あなたの神経は疲れるのです。カラダも緊張してしんどくなるのです。

※それがダメなことではありません。そこから抜け出したい場合はどうするか?を書いています。

あなたの思考は、あなたの持ちものですから、目の前の問題を「不幸」ととるのか、「学び」ととるのか、「幸せ」ととるのか、受け取り方をあなたが自由自在に変えることはできます!

ヨガの瞑想では、これらの感情をジャッジすることなく、冷静に自分を観察する練習をしていきます。

  • 自分の問題を、他人は解決できない。
  • ムカつく人を、変えることもできない。

人は、その人の人生を生きているから当然です。

あなたを幸せにできるのは、あなたです!

嫌なことをやめて、(嫌な環境から離れて)心が高ぶることに意識を向けましょう。

何が嫌で、何に心が踊るのか?癒されるのか?自分の心の声をきき、人目を気にするより、自分の内側をみる機会を増やす。

これがヨーガと瞑想の第一歩

自分に余裕ができたら、人も大切にする

※三昧(悟りの境地)にする目的の場合は、もっと多くの修練段階があります。ここでは、日常で役立つ内観の第一歩を説明しています。

もし、どんな問題が起こっても、あたふたせず「どっしり安定している気持ち」や「静寂(落ち着き)の感情のままでいれたら、それは幸せなことではありませんか?

周りに振り回されない安定した自分軸の心を手にすることは、人生を豊かにしてくれるのです。
その境地をヨーガでは至福の時とされ、目標としています。

では、どのような段階をたどれば、静寂の三昧(悟り)へと到達できるか?を具体的にさし示してくれてる、4章からなるヨガの経典「ヨーガ・スートラ」については次回解説していきます。お楽しみに。

●ヨーガスートラ第1章「瞑想」はこちら
●ヨーガスートラ 第2~4「具体的な方法」はこちら 


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