健康10か条

疲労を回復できる「スタンフォード式日常の生活法」


人は、疲れを感じた時

  • 残業をしないようにする
  • 7時間しっかり寝ようとする
  • 伸びをしたりストレッチをして緩めている

などに気をつけて、「疲れを取ろう」とします。

しかし、

  • 一向に「疲労感が抜けない」
  • いくら寝ても休んでも「疲れたまま」

そのようなことはありませんか?

「疲れは寝たら治る!」
「週末の寝溜めで疲れが取れる」

というのは、もはや都市伝説で、
スタンフォード大学のスポーツ医局の研究によると、

  • 週末の寝溜めでは睡眠不足によるダメージは解消されない
  • 家でじっとしているだけでは疲れが取れないどころか、むしろ増える!
  • 疲れは抜こうとしない限りは、抜けてくれない!

と指摘されており、
都市伝説を信じていた昔の自分が、疲労困憊だったのも納得できる話です。

私はヨガ指導者であるので、適度な運動は行なっている方だと思いますが、同大学の推奨する「疲労解消法」をヨガにプラスして実践したところ、今まで以上に「疲れない、頑張れる自分」が発見でき、日常のパフォーマンスがグッと上がった実感があるので、今回は『スタンフォード式 疲れない体』(山田知生著、サンマーク出版)の中から、「疲労解消法」をご紹介したいと思います。

疲労とは?

疲れとは、体だけでなく脳からも生じる、神経と体の連携が崩れて起きる現象

疲れは3種類!あなたの疲れはどれ?

①自律神経の乱れによる「脳神経」の疲れ

乱れた睡眠や生活習慣、ストレス運動不足など自律神経の乱れによる脳疲労

②体の歪みによる「筋肉」の疲れ

姿勢が悪いと体を動かす時に必要以上に負荷がかかり筋肉も疲れる

③食事の乱れによる「内臓」の疲れ。

乱れた食生活、添加物や農薬などによる内臓の疲弊。

疲れない体を持つためには、日常生活でどのような動きをするかが重要!

疲労が回復しない5理由

①そもそも人の内臓が左右非対称

体全体を見た時、こぶし大の心臓は中心からやや左にあって、心臓より大きな肝臓体の右側に位置しています。内臓が左右非対称なので、筋肉もこの影響を受けています。

初めから体は左右で違っているので、長年放っておけばボディバランスは崩れてベストポジションでいれなくなり、体の歪みによる筋肉の疲れが起こって当然!

すなわち、内臓が左右非対称で元々バランスが崩れているのだから、手を打たなければ誰でも疲れた体になる!というのが「PRI理論」

②体に変な癖が染み付いている

例えば、「股関節の代わりに腰を使って体をかがめたり、起こしたりする癖」がついている場合、体と腰に余分な負担やダメージをかけ、本来使うべき股関節はどんどん硬くなり、脳が間違えた指令を体に出して、ますます体がおかしな動きをすることに…

そして、脳から生じる、神経と体の連携が崩れて起きる疲労現象がおこるのです。

こうして体のバランスはどんどん崩れ、疲れはたまり、疲れが取れない体が増強されていく、というわけです。

③動かない1日が疲れを助長

スウェーデンの医学研究者のアンダース・ハンセン氏によれば「脳(中枢神経)は、そもそも「体を移動させるため」にできていて、原始時代からその構造はあまり変わっていないそうです。

つまり、人は動き続けているのが本来の姿で、「疲れないためにじっとしているより、体を軽く動かした方が血流もUPし、脳と筋肉に酸素を送ることができ疲労物質が溜まる事を防げる」と本書では書かれています。

④座りっぱなしのデスクワーク

働く人の中で多いのが「座りっぱなしによる下半身疲労」。

座りっぱなしは「立つ」「座る」の筋肉運動がオフになっており、血流や代謝が悪くなり、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、糖尿病の恐れがあるため、まめにリセットが必要。「30分に1回」席を立ちましょう

⑤睡眠時間が足りない・不規則

眠らないとスタミナホルモンが1、5割減るそうです。

また、1日5時間睡眠を続けている男性は筋肉増強や疲労回復にも影響するテストステロンが10~15%減少すると研究結果も報告されています。

その上、糖分の代謝が30~40%下がり太りやすくもなるそうです。
規則正しい睡眠を心がけましょう。

上記の①〜⑤を見ると、

  • 何もせずに寝ている1日では疲れが解消されない
  • 座りっぱなしのデスクワークも良くない
  • 歪みが疲れを助長する

という事は理解できたと思います。

では次は、「どうすればいいの?」を見ていきましょう。

疲労を溜めない体を作る方法

疲れの原因は「中枢神経と体のズレ」が原因なので、それをリセットすれば今ある疲れもリセットできるそうです。

疲れない立ち方

①耳と肩を一直線にする

人間の骨格と筋肉は左右対称で、バランスを保っているのが正しい形。

  • A・鼻の先端と肩甲骨が一番膨らんだ部分を結んだライン
  • B・首と肩の付け根と乳首の上のあたりを結んだライン

これは疲労に直結しやすい筋肉群「X筋」といいます。

スマホの見過ぎなどで猫背になりこれが崩れると一部の筋肉に緊張が発生して負担がかかりっぱなしになり、歪み「疲れやすい姿勢」になる

耳と肩を一直線になっていて、地面と垂直な状態で立つ。

軽く左右に揺れながら立つ

  1. 両足を肩幅に開き真っすぐ立つ
  2. 腰骨を中心に左右に小さく揺らす
  3. 重心を左右の足に交互に移動させる

横隔膜の構造が左右で違うため、「厚くて太い右側」に頼ってしまいがちと言われています。

そのため、意識をしない限り体重は体の右側にかかりっぱなしになります。そこで、立っているときは、軽く左右に揺れながら立つことにしましょう。 

そうすると、

立ち方を直すだけでダメージを最小に抑えることができ、疲れなくなるそうです。実は無意識に立つと右足に重心がかかりがち。通勤電車の中なら、吊り革が体の真ん中にくるように立ち、両手にグッと力を入れて体を固定しましょう。さらに、電車の揺れに合わせて腰を左右に小さく揺らすとベストです。

疲れない座り方

立つ時と同じく、耳と肩を一直線にして座る!

座ったときに足を組むクセがある人は体のバランスがくずれている可能性大。正しく座るコツは、耳と肩の位置が一直線になる姿勢をとること。肩甲骨を寄せることを意識し、あごをまっすぐひくのもポイント。座り続けていると膝の裏の「リンパ節」が滞り、老廃物を処理できません!それは倦怠感に繋がります。デスクワークが多い人は30分に1回は席を立ち、座りつづける状態を防ぎましょう。

疲れない歩き方

疲れる歩き方だと、当然着実に疲労は溜まっていきます。
以下の5点を意識しながら歩きましょう。

  1. 自分の足の2倍の歩幅で歩く
  2. 同じ歩幅をキープ
  3. 肩甲骨を寄せ、耳と肩は一直線
  4. 「かかと」から着地することを意識
  5. 歩くときは①かかと②足の外側③つま先(親指寄り)の順番で弧を描くように地面に着地する。

疲労回復方法

 ①下半身の疲れを回復させる方法

[やり方]

  1. 背中・お尻・膝がそれぞれ90度になるように椅子に座る
  2. つま先を床につけたままかかとをゆっくり上げ下げする
  3. 15秒間行う
  4. かかとを床につけたままつま先をゆっくり上げ下ろしする
  5. 15秒間行う
  • ふくらはぎを動かす
  • ヒザ裏のリンパ節を刺激する
  • 血行を良くする
  • 疲労物質の滞留防ぐ

それらが足の疲労回復につながるトレーニングです。

②肩こりを回復させる方法

肩こり対処法・解消法のストレッチ肩甲骨ムービングです。

肩こりの原因は肩ではなく背中の「肩甲骨」のトラブルで、肩の筋肉に症状が現れている状態です。

ですから猫背や前屈みで開いてしまった肩甲骨を寄せることが肩こり解消法。四十肩、五十肩なども緩和されるそうです。

[やり方]

  1. 両手の指さきを肩の上に軽く置く
  2. 指が肩から離れないように腕を前から後ろへ回す
  3. できるだけ胸を前に出し、ヒジを遠くに回すように肩甲骨を回す
  4. 回数の目安は1日10回。

③目が疲れた時

PC作業での疲れ目は筋膜リリースでスッキリ回復

目の疲れは、目のまわりの筋肉を包む「筋膜」がこり固まっているのが原因。この「筋膜」をほんの30秒ほぐしてあげると、目の疲労が和らぎます。デスクワークが多い人におすすめ!

[やり方]

目を閉じて親指以外の指は「眉毛とまぶたの境目あたり」を、親指は「下まぶたあたり」を30秒間軽くはじきつづける。両目同時にやってもOK。

 

④お風呂で疲労回復

「体を温めて冷やす」を繰り返すことで、血管が拡張・収縮し血行が良くなり、疲れた筋肉に栄養素が運ばれ、早期の疲労回復につながるとされている疲労回復法です。入浴前後には必ずコップ1杯の水分補給が必要。しかし高齢者や持病がある方は控えましょう。

[やり方]

  1. 浴槽には38度程度のお湯を張る
  2. シャワーは水にセットする
  3. 水シャワーを1分浴びる
  4. お湯に30秒つかり水シャワーを30秒浴びる
  5. 5セット繰り返す
  6. 水シャワーを1分浴びる

⑤睡眠で疲労回復法

最低でも7時間は寝るようにしましょう

①「夜更かし」「早寝」もしない

「就寝時間」「起床時間」「睡眠時間」は極力変えずに固定しましょう。体のリズムをできるだけ一定にして「疲れやすい体」への入り口を作らないため必須。

②「週末」に体内時計を狂わせない

睡眠は崩れると元に戻すのは大変という特徴ががあります。週末、いつもより長く寝るとしても「1〜2時間くらい」にとどめましょう。

③ベッドに入る90分前までに入浴

就寝直前の上記の交互浴は避け、バスタブに浸かるなら、寝る90分前までに済ませましょう。

バスタブに浸かると、なかなか上がりにくい体の内部の体温が上昇します。深部体温は「上がるより下がる」体質があり、この下がったタイミングで人は眠くなります。

④就寝前に「お腹を膨らませる」

別の記事に書いてある対処療法「IAP呼吸法」を2,3回行い、横隔膜を動かして腹圧を高めてから眠りにつくといいでしょう。

横隔膜には自立神経が集中しています。横隔膜を動かしてから眠りにつけば、就寝中に副交感神経が行う「回復作業」をサポートでき、睡眠の質を上げることができます

  • 疲れない体を作るための食事術
  • 疲れを増やしてしまう禁断の食事
  • 疲れない体のためのX理論
  • 疲れないための日常動作
  • 疲れないためのマインドセット
  1. 「夜更かし」も「早寝」もしない
  2. 「週末」に体内時計を狂わせない
  3. 「ベットに入る90分前」までに入浴
  4.  就寝前に「IAP」

疲労回復・まとめ

疲れとは?

疲れとは、体だけでなく脳からも生じる。神経と体の連携が崩れて起きる現象

「疲れの3つの種類」

①律神経の乱れによる「脳神経」の疲れ

乱れた睡眠や生活習慣、
ストレス運動不足など
自律神経の乱れによる脳疲労

②体の歪みによる「筋肉」の疲れ。

姿勢が悪いと体を動かす時に
必要以上に負荷がかかり筋肉も疲れる

③食事の乱れによる「内臓」の疲れ。

乱れた食生活、添加物や農薬などによる内臓の疲弊。

「疲れた体」になる5つの原因

  1. そもそも人の内臓が左右非対称
  2. 体に変な癖が染み付いている
  3. 動かない1日が疲れを助長
  4. 座りっぱなしのデスクワーク
  5. 睡眠時間が足りない・不規則

疲れない体を作る方法

疲れの原因は「中枢神経と体のズレ」が原因なので、それをリセットすれば今ある疲れをリセットできるのです。そしてその予防法がIAP呼吸法。と回復法は動的回復法

「疲れない行動」

①耳と肩を一直線にして立つ、座る
耳と肩を一直線になっていて、地面と垂直な状態で立つ。座る

軽く左右に揺れながら立つ

③疲れない歩き方

  • 自分の足の2倍の歩幅で歩く
  • 同じ歩幅をキープ
  • 肩甲骨を寄せ耳と肩は一直線
  • 「かかと」から着地することを意識歩くときは
    ①かかと②足の外側③つま先(親指寄り)の
    順番で弧を描くように地面に着地する。

疲れた時の対処法

  • 15秒足かかと、つま先足トントン!
  • 耳と肩が一直線!疲れない立ち方は、ゆらゆら立ち。
  • 肩甲骨ぐるぐる回して、肩こり解消
  • 疲れ目は筋膜リリースでスッキリ回復
  • 血行を改善するシャワー・入浴方法はスーパー回復浴!
  • 最低でも7時間は寝る
  • 「就寝時間」「起床時間」「睡眠時間」は極力変えずに固定する。
  • 週末」に体内時計を狂わせない
  • ベッドに入る90分前までに入浴

いかがでしたか?

何も手を打たなければ疲労は溜まっていく一方です。
疲労が回復しやすい体作りを日常から心かけ、
疲れ知らずの健康体を手に入れたいものですね。

心と体の根本改善スクール「アロマヨガウーシア 」では、このような、スタンフォード 式のメソッドも取り入れてのヨガレッスンを行っております。奈良近郊の方はぜひお立ち寄りくださいね。

お問い合わせ・お申し込みは
下記のウーシア公式LINEのメール機能もご利用いただけます。https://line.me/R/ti/p/%40rvd4631d

パニック障害の原因は食事?!私が克服できたスタンフォード式「食事術」

「体内に入れるもので、身体は変わる」
「健康体体」を作る上で「食」は避けて通れないテーマ。

  • そんなことはわかっている
  • でもめんどくさい。
  • そもそも何をどうしていいか分からない。

そのような方は多いのではないでしょうか。

今はヨガインストラクターという、健康へ導く仕事をさせていただいている私も、昔は食事に無関心で適当でした。

ジャンクフードばかり食べていた15年前の私は、ひどいパニック障害と鬱、耳鳴りやめまいなどに悩んでいたのですが、その当時かかっていた内科医の先生に徹底的に食事指導をしていただき、薬を使わずして自力でパニックや不調を克服できたのです。

もちろんそれ以外の根本改善の試みもしましたが、食事の改善は私の人生を180度変えたものだと今では思っています。

その自分の経験上、「食事=健康体」という法則を強く実感しています。

  • なかなか疲れが取れなくてお困りの方
  • 自律神経が乱れてしんどい方
  • 花粉やアトピーでお困りの方

などのお役に立てばと思い、今回はスタンフォード式 疲れない体(山田知生著、サンマーク出版)の中のスタンフォード式「疲労体質」になる一流の食事術』を参考に、「食」をテーマに記事を書いていこうと思います。

パニック障害も和らぐスタンフォード 式食事術とは

スタンフォード大には、2015年にスポーツ栄養局も設立され、専用の栄養士が在籍されているそうです。多数のオリンピック選手や世界トップのアスリートを排出している同大学の「栄養学」も一流と言えるでしょう。

私たちはトップアスリートではありませんが、このスタンフォード式の一流の食事術を日常に取り入れると、私たちなりの日常のパフォーマンスが向上することは間違いありません。

めんどくさそうな「食」の改善ですが、スタンフォード式では、

  • ストイックになりすぎるとストレスが溜まるので完璧にやろうとしない
  • なにより食事は「楽しんで味わうもの」

というスタンスを勧められているので、気楽に読み進めてくださいね。

『完璧にやろうとしないこと』を推奨しているこの食事術なら、飽き性の方でも続くのではないでしょうか。

パニック障害の原因は「疲れ」も?

パニック障害の引き金は、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンの量が過剰になり、ノルアドレナリン神経が異常興奮することで、体が受けるストレスに対して 防衛反応が過剰に働き、動悸などを起こすと考えられています。

その原因は、ノルアドレナリンの暴走を抑える「脳内物質セロトニン」が、【疲労】などによって脳内に生じた乳酸が、セロトニンを回収してしまい、セロトニン不足がパニック障害に関与していると考えられています。

ですから、【疲れ】はパニック障害の天敵なのです!

ですから、疲れさせないことがとても重要となります。では、「疲れない体を作るためには、どうすればいいか?順に掘り下げていきますね。

「疲れ」とはこの3つ!

  1. 自律神経の乱れによる「脳神経由来」の疲れ
  2. 体の歪みによる筋肉の疲れ
  3. 食事による内臓の疲れ

内臓が疲れる」という感覚を持っている人は少ないと思います。

私も生まれて一度も「今日、内臓が疲れてる」という会話はしたことがありません。ですが、「内臓の疲れ」も手を打たなければ確実にダメージが積もる!と本書には記されています。

私たちの肉体を形成し、支えているのは「食」
内臓や胃腸の疲れに何より影響するのも「食」

食は脳や筋肉とも切り離せない関係にあるの。→食について考えることは「疲れない体」=パニック障害を引き起こしにくい体を作るためには必須!

パニック障害になりたくない人に必要な4つの意識

  1. 何を食べるか
  2. いつ食べるか
  3. どう食べるか
  4. ゴージャスよりシンプでルヘルシーなもの

この4点を徹底的に意識することが健康体でいる為には大切と書かれています。「無意識」にやっていたことを「意識的」に行うことで、得られる効果が数倍違う!ということです。

では次は、スタンフォードの研究で「ダメ」とされている4つの食について解説していきますね。

パニック障害になりたくない人の2の厳禁

ここで厳禁とされている4つの共通点は
血糖値」。

食べ方によっては血糖値が乱上下して自律神経も乱し疲労感を引き起こし、パニックへと繋がるものなので、絶対に避けるべき行動です。詳しく見ていきましょう。

①朝食抜きと早食いは厳禁

朝食抜きと早食いのデメリット

  • 午前中のエネルギーを充電しないまま仕事や勉強をすることになり、頭がまったく冴えず、パワーを出せない
  • 糖尿病や心臓病につながる血糖値スパイクなる現象が起きる。
  • 血糖値が急激に乱高下するので、眠気や疲労感を引き起こす。
  • 体温が上がりにくい

朝食を抜くということは脳疲労につながり、それがパニックや不調にもつながります。朝食はその日の「エネルギー源」になるのでしっかり取りましょう。

とにかく朝食抜きは厳禁!

咀嚼して噛まないと胃腸の負担になり内臓の疲れとなる。早食いも疲労を招く「血糖値スパイク」の原因ともなるので注意!

②満腹+寝る前の食事

満腹になるまで食べるデメリット

  • 食べたものの消化に時間がかかり「朝、昼食後」の日中の倦怠感(だる重い)を誘発する。
  • 夕飯を食べ過ぎた場合、睡眠中に胃腸が一生懸命消化しようとするので、睡眠の役割である「回復」「体の修繕」が思うように機能せず体全体がうまく休まらず、疲労の原因となる。

私の体験談ですが、パニック障害が起こるときは、胃腸の調子が100%悪い時でした。やはり内臓のつかれとパニック障害は切り離せないものと体験で感じます。

ですから、よく噛んで”満腹まで食べない” ことは、健康体でいる基礎の基礎だと思います。

パニック障害の原因?!ぜったいに避けたい2つの「食」

「闘う戦士」にありえません!と断言されているほど、
健康体を目指すなら)避けた方がいい2つの疲労食。

①甘いジュース「清涼炭酸飲料」

ペットボトル1本にティースプーン山盛り10杯分の砂糖が入っていて、1日の摂取できる砂糖の量を1本で超えてしまい、血糖値スパイクを招きます。

飲み物は食べ物に比べて消化・吸収が早いという特徴もあり、疲労感が出やすく、パニック障害の引き金にもなり兼ねません!甘い清涼炭酸飲料は「疲れと肥満を招き、疲労回復を阻害する危険なドリンク」と本書で記されています。お茶や水に変える意識が急務です。

②甘い朝食、お菓子

甘いお菓子を食べると体内の「ビタミン」がなくなり、恐ろしい事態を招くのでスタンフォードではアスリートに「疲労する食」と厳禁とされているそうです。

甘い朝食はほぼ糖質でできているので血糖値スパイクを招き、1日のスタートを「疲れやすい身体」で迎えることになり、パニック発作の確率も高まる危険性が!気をつけましょう。

脱!パニック障害「6つの食事術」

ここからは、『やった方がいい食事方法』のご紹介です。

①朝食の時間は固定する

睡眠同様に、朝食の時間を固定すれば生活リズムができ、疲労回復に大きな役割を担う自律神経が整います。朝食の時間を固定することで起床時間も固定されるという好循環が生まれ生活リズムが整いやすくなる。また、ゆっくりした食事は早食いにより血糖値スパイクも防げるので朝食時間の固定は疲れにくい体(=パニックが起こりにくい体)を作りやすいとされています。

②腹八分目まで

満腹で胃に食事が残っていると消化に時間がかかり日中のだるさ、倦怠感を誘発します。シンプルに腹八分目を心がけましょう

③空腹は避け、「食べる回数を増やす」

空腹時に糖質を入れると一気に血糖値が上がり健康にもよくありません。腹八分目をキープしつつ空腹をつくらないよう回数を多く食べ、エネルギ切れによる疲れの予防と解消にも役立ちます。

オススメの間食

  • ナッツ
  • 穀物
  • バナナ、オレンジ、りんご、梨などのフルーツをできるだけ素材のまま
  •  →果物には疲労回復に役立つビタミンも豊富に含まれている

④白より茶色(ライ麦、雑穀)

精製された白い小麦粉でできたパンや白米は糖質が多いので避け、ライ麦パンや玄米がいい!雑穀もおすすめ!雑穀には「食物繊維」と「ビタミン」が豊富で、血糖値の上昇を抑え、内臓疲労解消をサポートする働きがある。

「茶色い炭水化物」の栄養素は白米の8倍にもなる。

⑤パンや米よりサラダやメインが先!

空腹時に糖質が多いパンや米を先に食べると血糖値スパイクのリスクが高まる。食事の時はまずはサラダかスープ、メインそして最後に米やパンといった順を意識するといいでしょう。その場合タンパク質と炭水化物の割合は3:1。

炭水化物を完全に抜くことはせず、タンパク質を炭水化物の倍以上食べることを指針にすると良いと書かれています

⑥飲むなら水

水分補給も疲労回復に欠かせないもの。スタンフォードの選手たちは「水」を飲んでいるそうです。疲れない体を作りたいなら甘い清涼飲料水は避け、『水』と書かれています。

パニック障害の原因を作らない「食材、栄養」はこれ

脳、身体、内臓の疲れがパニックを助長させるのであれば、
脳、身体、内臓を疲れさせなければいい!ということです。

では何を口にすればいいのか?並べてみますね。

パニック障害にならない体を作る食材

  • 夕食のメインは「牛赤身肉、白身魚、鶏肉」など食べ応えのあるタンパク質を。赤身肉は脂肪分が少ないうえ、疲労回復のアミノ酸として知られているL-カルチニンが豊富です。疲労回復に役立つ「アリシン」の元になる“アリイン”を含んだニンニクでステーキにすれば、一石二鳥。
  • 疲労回復には「ビタミン」と「タンパク質」が取れる食材が一番
  • 朝食は洋食なら「ヨーグルト、チーズ
  • 和食なら「味噌汁、納豆、ぬか漬け」の発酵食品が疲れない体作りに最適鶏肉では、トリ胸肉。低カロリー・低脂肪で「ささみ」は疲労回復食としておすすめのタンパク質。
  • 「チーズ」は“熱処理”していないものを選ぶ。プロセスチーズなどの加熱処理をしたチーズは有用な菌が死んでいるので、「ナチュラルチーズ」のほうが菌をよりたくさん腸に届けることができます。
  • 「ゴージャス」より、「シンプル」で「ヘルシー」食

まとめ

スタンフォード式 疲れない体(=パニックにならない体)をつくる食事術は如何でしたでしょうか?最後にもう一度わかりやすくまとめてみますね。

  1. 朝食は絶対に食べる(時間は固定が望ましい)
  2. 「ビタミン」、「タンパク質」をとる
  3. 腹8分目を心掛ける、その代わりに食事の回数を多くする
  4. 精製された白い食材より茶色(ライ麦、雑穀)
  5. 清涼飲料水は飲まない
  6. 甘い朝食、お菓子はとらない
  7. 米やパンは食事の最後
  8. 飲むなら水

8つすべてを急に変えなくても大丈夫です。まず、無理なくできそうな項目からトライしてみましょう。

Ayanoからのワンポイント

私個人としては、野菜や食材は出来るだけ無農薬有機栽培のものが望ましいと思います。ハウス栽培より自然栽培のものの方が野菜自体の栄養価も高く同じ食べるなら自然農法の方が断然、健康につながるからです。

また、農薬や食品に使われている保存料や香料などの添加物は、もともと人間の体には『不必要』なものなので、体内に入れると『外に出そう!」と腎臓や肝臓が頑張りますが、長何も続いていると腎臓や肝臓など内臓も疲れてしまい、だるいしんどい=パニック発作などの症状も引き起こされます。

甘いものを食べて起こる「血糖値スパイク」も体にとって危険ですが、人間の体にいらないもの、不要な添加物も自律神経を乱し、疲労を招く要因ということも加味したいものです。

自然食品はどこで売ってるの?

自然食品店で検索したら町に数店舗あると思います。ない場合はネットで購入も可能です。

オーガニック有機のものが良いとは限りません。

長くなるのでここには書きませんが、3年以上熟成させた有機肥料でないと意味がなく逆に危険なものとなるのです。特にJAS有機は避けましょう。「自然農法」の食べ物がベスト!

3食きちんと作るのが面倒くさい

キチンと作ろう!とする意識はいりません!作るというより減らす、「引き算健康法」をススメます。

ジュースやお菓子、甘いものを家の中から減らすのです。アミノ酸の入った調味料を無くすのです。劇薬の入っている加工食品を減らすのです。


うちの場合ですが、調味料や冷蔵庫の中を出来るだけ無添加、自然なものにしています。お菓子や甘いものも母親の私は買わないようにしています。

そうすると、「子供や家族が何を取っても健康なもの」となるので、とくに豪勢なごはんを作らなくても家族の健康は保てます。

食材を選ぶ目も養いながら、昔ながらの納豆や味噌汁、魚などや自然農法の野菜を咀嚼して、笑いながらいただきたいものですね。

  • 疲れない体を作る日常生活の記事はこちら
  • 疲れの原因3つで自己判定の記事はこちら
  • 疲れない体を作る呼吸法の記事はこちら

奈良のヨガ教室「アロマヨガウーシア 」では、ヨガだけでなく、食事の勉強や根本改善の指導も行っております。お近くの方はぜひ、体験にいらしてくださいね。

お問い合わせ・お申し込みは
下記のウーシア公式LINEのメール機能もご利用いただけます。https://line.me/R/ti/p/%40rvd4631d